自治体職員として採用されれば安定した待遇で働ける
地域密着型のバスドライバーの仕事は、高速バスなどのドライバーとは異なり夜間や早朝の乗務が無く日勤が中心となるため、生活のリズムが乱れにくいといったメリットがあります。また、自治体の運輸局などに正規のドライバーとして採用される場合には、自治体職員の待遇で定年まで安定した収入を得ることも可能です。地域内のバスのドライバーの採用に積極的な自治体の中には、基本給を高めに設定するだけでなく、福利厚生や休暇制度を見直すところも少なくありません。なお、バスのドライバーの待遇が良い自治体は、新規採用や中途採用の試験に多くの受験者が殺到することもあるため、余裕をもって面接や教養試験、作文試験などの対策を立てるのがおすすめです。
民間のバス会社では免許取得の支援をしているところもある
路線バスの運行を行っている民間のバス会社の中には、バスの運転に必要な免許を持っていない若年者を対象に、入社後に免許取得に向けたサポートを行っているところが少なくありません。特に、若手や中堅のドライバーが不足している会社では、教習期間中の日当を支給したり、免許取得後の個別の教育を行ったりしているところもあり、初めてバスのドライバーになる人も様々な面で安心して働けます。民間のバス会社の免許取得に関するサポートの内容については、各社の経営状態や事業規模などにも左右されるため、求職中にじっくりと気になる会社の事情を確認することが大事です。その他、どの会社が自分に向いているのか迷っている場合は、入社後に免許を取得した人に直接アドバイスをもらうのも良いでしょう。